こちらでは、金融業界でABMツールを効果的に役立てるための方法のほか、ツール導入によって得られるメリットについても紹介しています。
テクノロジーの進化により、金融業界も大きな変化を遂げています。大きな変化のひとつとして挙げられるのが、顧客にとっての選択肢の増加です。選択肢の幅が広がったことで、行動の多様化が進んでいます。
そのため、顧客管理の手法に問題があると、マーケティングデータが分断されたものになりがちです。そのようなデータをベースにして、効果的な戦略を構築することは困難です。
金融業界における営業活動やマーケティングが抱える課題の本質をふまえ、ABMツールを適切に活用すれば、業績アップを実現することも不可能ではありません。まずはデータ価値の最大化を図る必要があります。金融商品を選ぶ際、顧客は事前に得た情報の影響を受けやすいと言われています。
そのため、顧客の行動データを収集・分析した上で行うアプローチが非常に重要になるわけです。こういった手法で効率的に営業を進めていく際に大いに役立つのが、ABMツールなのです。
新規顧客の開拓や営業活動の効率化を可能にするだけでなく、さらなる発展の可能性も秘めているABMツール。進化を続けた結果、さらにデータドリブンかつパーソナライズに適したツールへと変貌していくことが予想されます。
ABMツールを身近なシステムとして使用し続けていれば、よりニーズに対応したリーズナブルな価格のツールが登場した際に、スムーズに移行できるでしょう。
信用調査会社の企業情報を活用してターゲットを特定する手法は、金融業界で広く行われています。しかし、多数の企業を調べるとなるとコストが増大しやすいのが課題です。そのため、コストパフォーマンスの高いABMツールを導入し、効率的なアプローチを目指すという選択肢が考えられます。
ただし、導入の際に価格面ばかりに目を向けるのは注意が必要です。金融業界特有の業務フローに合うか、既存システムやツールとスムーズに連携できるかといった点も含め、総合的に比較検討することが欠かせません。
証券会社による事例です。社内で中小企業の事業承継問題に対応する新規事業を立ち上げる際に、未上場企業の情報を得る必要が生じました。そこで、網羅的な情報を利用できるABMツールを導入することに。法人登記のある国内550万社の情報が網羅されていること、そして事業内容タグが細かく区分けされていることなどをABMツールの選定基準にしました。
ニーズに合ったツールの導入により、効率的にマーケティングを進め、またAI生成データを活用し、少ない工数で情報収集を行うことができました。今後も、情報管理を徹底し、さらなる業務効率化を図っていきたいと考えています。
クレジットカード発行や加盟店への決済システム導入、カード発行業務など、キャッシュレス社会実現を推進するサービスを提供している企業による、ABMツールの導入事例です。導入前は、営業に利用する顧客情報の管理が一元化されていないことを問題視していました。また、情報の登録業務における負担軽減の必要性も感じていました。
uSonar導入後に、情報の一元化および属性情報の付与を済ませ、登録業務の負担軽減を実現。顧客情報へのアクセスも効率的に行えるようになりました。また、システムのアップデートにより、顧客に関連のあるニュースの確認が可能になるなど、ツールの機能性もさらに向上しています。
銀行による導入事例です。ベンチャー企業を対象とした投融資を主な業務とする、行内の新規事業領域推進支援室では、業界構造や市場規模、競合企業など、多岐にわたる情報の収集や加工を進める必要がありました。そういった業務の負担を軽減し「考える」時間を確保したいと考え、Speedaを導入することに。
導入した結果、情報収集や加工の大部分が自動化され、考える業務に集中できるようになりました。また、ニュースのメール通知機能を活用し、業務上必要な最新ニュースを常に把握している状態を維持することも可能になりました。鉄鋼や建設業界の専門誌などもカバーされているため、商談が盛り上がることも増しばしばあります。
ABMツールと一口に言っても、その活用方法は営業部門とマーケティング部門とで異なります。
ここでは、インバウンド営業・アウトバウンド営業それぞれの特性に応じて、アプローチ可能なフェーズや手法に違いのあるツールをご紹介いたします。ツール選びの参考にしてください。