ABM(アカウントベースドマーケティング)は、米国を中心とした欧米で生まれたBtoBマーケティング手法です。欧米ではすでに多くの企業がABMを導入し、成果を上げてきました。
日本でも近年のDX推進や働き方の変化を背景に、国産ツールを中心に導入が広がっています。海外ABMツールと国産ABMツールにはそれぞれ特徴があり、自社に合った選定が重要です。
Demandbase・6sense・Terminusなどに代表される海外発のABMプラットフォームは、独自のインテントデータと予測AIを活用した高度な分析機能が特徴です。購買意図が表面化していない「ダークファネル」を可視化し、ターゲットアカウントへの適切なアプローチを支援します。
主な機能として、IPアドレスベースのディスプレイ広告ターゲティングや、グローバル規模の企業データベース、Salesforce・HubSpot・Marketoなど主要MAとのネイティブ連携が挙げられます。
メリットは、広告から営業連携まで一気通貫で管理できる点や、アカウントを約数千社規模までスケールできる再現性の高いプロセス、AIによる購買意図の高精度な予測です。エンタープライズ規模のグローバル展開を志向する企業にとって有力な選択肢といえます。
両者の違いは複数の観点に表れます。データベースのカバー範囲はグローバル中心か国内法人中心か、日本語UI・国内サポート体制の有無、価格帯はエンタープライズ向け中心か中堅企業も導入しやすいか、Salesforce・Marketo・kintoneなど国内MA/SFAとの連携性、日本の商習慣や名刺文化への適合度などです。比較表を活用すると、それぞれの違いを直感的に把握しやすくなります。
FORCAS・uSonar(ユーソナー)・SalesMarker・Sansan・BowNowなどに代表される国産ABMツールは、日本企業に最適化された法人データベースが強みです。uSonarのLBC 1,250万拠点、FORCASの150万社・560業界分類、SalesMarkerの520万件など、国内企業情報を高い精度で網羅しています。
主な機能には、日本語UI・日本語サポート、Salesforce・HubSpot・kintoneなど国内で普及するツールとのネイティブ連携、無料トライアルや専属コンサルタントによる伴走支援などがあります。
メリットは、日本企業の実情に合わせた高精度なターゲティングと、導入から活用まで手厚い支援を受けられる安心感です。中堅・中小企業でも導入しやすい料金体系も魅力の一つといえます。
参照元: BtoBリード獲得ガイド|ABMツールおすすめ10選比較【2026年最新】導入効果・料金・連携CRMで選ぶ完全ガイド(https://lead-lab.jp/abm-tool/)
選定の判断軸は、顧客の所在地・営業規模・既存MA/SFA環境・予算・サポート要件の5つです。それぞれの観点を踏まえ、海外と国産のどちらが自社に適しているかを確認しましょう。
グローバル展開済み・海外顧客を持つ企業、すでに高度なMA/SFA運用が定着している大企業、Demandbase・6senseの予測AIでダークファネルを可視化したい企業、英語UIやエンタープライズ価格帯に対応できる企業に向いています。
国内顧客中心のBtoB企業、日本語UI・国内サポートを重視する企業、初めてABMを導入する中堅・中小企業、kintoneなど国産SaaSとの連携が必要な企業、名刺データを起点に顧客接点を広げたい企業に向いています。
ABMツールは海外発祥である背景を踏まえると、海外産と国産にはそれぞれ強みがあります。自社の規模・顧客層・既存ツール環境に応じて選び、無料トライアルや資料請求での比較検討から始めましょう。
ABMツールと一口に言っても、その活用方法は営業部門とマーケティング部門とで異なります。
ここでは、インバウンド営業・アウトバウンド営業それぞれの特性に応じて、アプローチ可能なフェーズや手法に違いのあるツールをご紹介いたします。ツール選びの参考にしてください。