大企業向けABMツールの特徴

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大企業の営業・マーケティングが抱える悩み

BtoB事業を展開する大企業のマーケティング・営業部門では、事業規模が拡大するほど特有の悩みが顕在化します。代表的な課題は次の3点です。

1点目は、顧客データが膨大でセグメント化が難しく、ターゲット選定に多くの工数がかかることです。2点目は、複数の施策が同時並行で走るため、どの施策がどの程度成果に寄与したのかROIの可視化が不明瞭になりやすい点です。3点目は、オンライン・オフラインの多チャネル管理が複雑化し、メッセージの一貫性が失われやすいことです。

加えて近年は、BtoBの購買委員会が平均6〜11人規模に拡大しています。従来の単一担当者へのアプローチでは商談が前進しにくく、構造的な壁を感じている企業も少なくありません。

引用元:StartLink|BtoBの購買プロセスとは?意思決定の構造と各段階で必要なコンテンツ設計(https://start-link.jp/hubspot-ai/btob-marketing/btob-marketing-basics/btob-buying-process-guide

大企業がABMツールを導入するメリット

こうした課題への解決策として注目されているのが、ABM(アカウント・ベースド・マーケティング)ツールです。大企業がABMツールを導入することで得られる主なメリットを3つ紹介します。

1つ目は、データに基づいたターゲティングによる顧客獲得率の向上です。価値の高いアカウントに絞り込み、リソースを集中投下しやすくなります。2つ目は、効果の高いチャネルへ予算を集中できるため、マーケティング費用の最適化につながる点です。3つ目は、メール・SNS・広告などを横断したクロスチャネルで、一貫性のある顧客体験を提供できることです。

ターゲットアカウント全体にパーソナライズされたメッセージを届けることで、購買意思決定の加速が期待できます。「誰でも来てほしい」型のリードジェネレーションとは異なり、選別型アプローチのためROIを計測しやすく、大口顧客の獲得を狙う大企業の特性に合致しやすい手法といえます。

大企業向けABMツールの特徴

大企業向けABMツールには、規模特有の業務要件を満たすための機能群が求められます。主に押さえておきたい特徴は次の3点です。

大規模運用に耐えるスケーラビリティ

大企業では数百〜数千のターゲットアカウントを並行して管理することも珍しくありません。ABMツールにも、その量を快適に処理できる性能と、複雑な階層構造を見やすく扱える画面設計が前提となります。中小企業向けの軽量なツールでは、運用が立ち上がってすぐに限界に達するケースも見られます。

既存システムとの幅広い連携性

大企業ではSalesforce・HubSpot・Marketoなど主要なMA/CRMがすでに稼働しているケースが多く、ABMツールには既存システムとのネイティブな統合性が欠かせません。連携が不十分でツールがサイロ化すると、せっかく取得したインテントデータが活用されないまま死蔵されてしまうおそれがあります。

高精度なインテントデータと分析機能

自社サイト訪問だけでなく、競合サイトの閲覧履歴や検索キーワードといった外部シグナルまで捕捉できる第三者インテントデータの有無は、重要な判断軸となります。詳細なレポート生成機能を備えていれば、検討段階の早期検知や次の打ち手の判断にもつなげやすくなります。

大企業のABMツールの選び方

自社に合ったABMツールを選ぶには、機能の有無だけでなく業務適合性まで含めた比較検討が欠かせません。押さえておきたい3つの判断基準を整理します。

  • 自社業務に合わせたカスタマイズ性:独自の業務プロセスや業界特化の要件に対応できる柔軟性があるかを確認します。標準機能だけでは現場にフィットしないケースもあるため、カスタム項目や設定の自由度は事前に検証しておきたいポイントです。
  • データ統合と分析機能の充実度:分散したデータソースを一元化し、意思決定に有効なインサイトを提供できるかを比較します。CRMやMAとの連携範囲、レポートの粒度や可視化の柔軟性まで確認しておくと安心です。
  • 高度なセキュリティ対応:データ暗号化・アクセス制御・定期的なセキュリティ監査の有無を必須要件として確認しましょう。

まとめ

大企業がABMツールを導入する際は、自社の悩み(ターゲティング・ROI・チャネル統合)を起点に、メリット・特徴・選び方の順で整理することが重要です。詳細は資料請求や無料相談からお気軽にお問い合わせください。

確度の高い商談を増やす
おすすめのABMツール4選

ABMツールと一口に言っても、その活用方法は営業部門とマーケティング部門とで異なります。

ここでは、インバウンド営業・アウトバウンド営業それぞれの特性に応じて、アプローチ可能なフェーズや手法に違いのあるツールをご紹介いたします。ツール選びの参考にしてください。

イン
バウンド
営業
自社と親和性が高い
未接点の
見込み企業も
分析・開拓できる
Marketing Marker
MarketingMarkerHP
画像引用元:MarketingMarker公式HP(https://sales-marker.jp/marketing-marker/)
  • Web上の行動履歴(検索・広告閲覧・クリック)と企業データベースを掛け合わせ、今ニーズが高まりつつある企業を潜在的な段階から発見できる。
  • Web上の行動から得た興味関心データをもとに、検討段階に合わせたLPやポップアップを自動表示。検討段階にない顧客にもニーズを喚起することで、新たな市場の創出ができる。
イン
バウンド
営業
自社サイトを
訪問した企業を
ナーチャリングできる
TRENDEMON
TRENDEMONHP
画像引用元:TRENDEMON公式HP(https://trendemon.jp/)
  • 自社サイト訪問ユーザーが「どの記事を、どんな順番で読んで、商談につながったか」を可視化。コンテンツごとの商談化率を明らかにし、記事の改善ができる。
  • 商談に繋がりやすいコンテンツの中から、ユーザーごとに最適化されたコンテンツを自動で出しわけし、離脱を防ぐ
アウト
バウンド
営業
今まさに
自社に興味がある企業を
自動でリスト化できる
Sales Marker
SalesMarker
画像引用元:SalesMarker公式HP(https://sales-marker.jp/)
  • Web上の検索や閲覧行動をもとにニーズが顕在化したユーザーを検知可能。“今すぐ商談に繋がりやすい顧客”を自動でリストアップできる。
  • 部署・業種・従業員規模などの詳細条件と掛け合わせ、自社サービスの購入を検討する「部署」「担当者」に直接アプローチできるので、アポ率向上が期待できる。
アウト
バウンド
営業
属性条件を組み合わせて
自在にリスト化できる
SalesNow
SalesNow
画像引用元:SalesNow公式HP(https://top.salesnow.jp/)
  • 約540万社以上(※)の企業データと、業種、従業員数、売上規模など、100項目以上の条件で企業検索が可能。自社のターゲットに合致する企業を絞り込める。
  • 例えば、「フリーランス人材を募集している企業」など、行動や取り組みから今注力している領域が推察される企業を抽出。ドンピシャのターゲット企業を柔軟にリスト化できる。
※参照元:SalesNow公式HP(2025年7月23日確認時点) (https://top.salesnow.jp/)