無料ABMツールとは?

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無料のABMツールとは

ABM(アカウントベースドマーケティング)とは、自社にとって価値の高い企業(アカウント)を特定し、企業単位でアプローチを最適化するBtoBマーケティングの手法です。無料のABMツールは、こうしたアカウント単位のマーケティングを、初期費用やライセンス費用をかけずに試せるサービスを指します。

個人単位の見込み客を管理するMAツールやCRMとは異なり、ABMツールは企業(ドメイン)単位での行動可視化やターゲティングに強みがあります。無料版でも、企業単位のWebアクセス把握やセグメント管理を一定範囲で利用でき、ABM運用の第一歩として活用しやすいツールです。

無料のABMツールで主に行えること

無料プランでも、ABMの基本的な機能を体験できる点が特徴です。代表的な機能には次のようなものがあります。

  • ターゲティング:業種・企業規模・行動履歴などの条件で企業を絞り込み、優先度の高いアカウントを特定できます。
  • スコアリング・セグメント管理:自社サイトを訪問した企業を、関心度に応じて分類・整理できます。
  • 基本的なデータ分析・レポート:閲覧ページや訪問頻度などを、わかりやすいレポートで確認できます。
  • 企業/個人解析:一定期間・一定件数の範囲内で、訪問企業の解析が可能です。

これらの機能により、見込み顧客の優先度付けやWeb行動の可視化が進み、営業の初動を早める効果が期待できます。まずは無料の範囲で運用イメージを掴み、ABM施策が自社に合うかを確認しやすい点が、無料版を活用する大きなメリットです。

無料のABMツールではできないこと(注意点)

一方で、無料プランには機能や利用範囲に制限があります。導入前に押さえておきたい主な制限を整理します。

  • 登録できるリード数や対象ドメイン数に上限が設けられているケースがあります。
  • ステップメール配信や高度な自動化、詳細なレポート機能は利用できない、または制限される場合があります。
  • SalesCloudやkintoneなど、外部システムとの連携が制限されることがあります。
  • サポートはメールやマニュアル中心となり、専任担当が付かない傾向があります。
  • データの保存期間や保存容量にも制限が設けられている場合があります。

ビジネス拡大に伴いリード数や分析対象が増えると、無料版では十分なターゲティングや分析ができなくなる可能性があるため、運用規模の見通しに合わせた選定が必要です。

無料のABMツールと有料のABMツールの違い

無料版と有料版の違いは、主に次のような観点で整理できます。

  • 機能の幅:自動化やパーソナライズなど、高度な機能の対応範囲
  • 管理できるアカウント数・リード数の上限
  • 外部ツール連携(CRM/SFA/MA等)の柔軟性
  • サポート体制:電話・チャット・専任サポートの有無
  • データ保存期間や分析機能の柔軟性

有料版はより大規模かつ複雑な運用に対応できる設計で、長期的なデータ蓄積や高度な分析を前提とする企業に適しています。一方、まずは小さく試したい段階の企業には無料版が適しています。次に、それぞれが向いている会社像を具体的に整理します。

無料のABMツールが向いている会社

これからABMに取り組みたいフェーズの企業や、管理対象が数十社程度までで運用に支障が出にくい企業に向いています。具体的には、まず小さく検証して効果を見極めたい中小企業・スタートアップ、単一プロダクトを扱い限定的な機能で十分な企業などです。マーケティング担当が1〜2名規模の体制でも、無理なく運用を始めやすい点も無料版の魅力です。

有料のABMツールが向いている会社

数百〜数千社規模のターゲット企業を扱う中堅〜大手企業や、営業・マーケティング・CSなど複数部門でABMを横断活用したい組織に向いています。自動化や高度なパーソナライズ、外部システム連携が必須となる企業も対象です。リード数の急増、運用工数の増大、分析の限界といった課題が顕在化してきたら、有料版への切り替えを検討するタイミングといえます。

まとめ

無料のABMツールでも、企業単位のターゲティングやWeb行動の可視化など基本機能は試せます。規模拡大や高度な活用には有料版が適しており、自社のフェーズに合わせて選定し、資料請求や比較検討を進めることが重要です。

確度の高い商談を増やす
おすすめのABMツール4選

ABMツールと一口に言っても、その活用方法は営業部門とマーケティング部門とで異なります。

ここでは、インバウンド営業・アウトバウンド営業それぞれの特性に応じて、アプローチ可能なフェーズや手法に違いのあるツールをご紹介いたします。ツール選びの参考にしてください。

イン
バウンド
営業
自社と親和性が高い
未接点の
見込み企業も
分析・開拓できる
Marketing Marker
MarketingMarkerHP
画像引用元:MarketingMarker公式HP(https://sales-marker.jp/marketing-marker/)
  • Web上の行動履歴(検索・広告閲覧・クリック)と企業データベースを掛け合わせ、今ニーズが高まりつつある企業を潜在的な段階から発見できる。
  • Web上の行動から得た興味関心データをもとに、検討段階に合わせたLPやポップアップを自動表示。検討段階にない顧客にもニーズを喚起することで、新たな市場の創出ができる。
イン
バウンド
営業
自社サイトを
訪問した企業を
ナーチャリングできる
TRENDEMON
TRENDEMONHP
画像引用元:TRENDEMON公式HP(https://trendemon.jp/)
  • 自社サイト訪問ユーザーが「どの記事を、どんな順番で読んで、商談につながったか」を可視化。コンテンツごとの商談化率を明らかにし、記事の改善ができる。
  • 商談に繋がりやすいコンテンツの中から、ユーザーごとに最適化されたコンテンツを自動で出しわけし、離脱を防ぐ
アウト
バウンド
営業
今まさに
自社に興味がある企業を
自動でリスト化できる
Sales Marker
SalesMarker
画像引用元:SalesMarker公式HP(https://sales-marker.jp/)
  • Web上の検索や閲覧行動をもとにニーズが顕在化したユーザーを検知可能。“今すぐ商談に繋がりやすい顧客”を自動でリストアップできる。
  • 部署・業種・従業員規模などの詳細条件と掛け合わせ、自社サービスの購入を検討する「部署」「担当者」に直接アプローチできるので、アポ率向上が期待できる。
アウト
バウンド
営業
属性条件を組み合わせて
自在にリスト化できる
SalesNow
SalesNow
画像引用元:SalesNow公式HP(https://top.salesnow.jp/)
  • 約540万社以上(※)の企業データと、業種、従業員数、売上規模など、100項目以上の条件で企業検索が可能。自社のターゲットに合致する企業を絞り込める。
  • 例えば、「フリーランス人材を募集している企業」など、行動や取り組みから今注力している領域が推察される企業を抽出。ドンピシャのターゲット企業を柔軟にリスト化できる。
※参照元:SalesNow公式HP(2025年7月23日確認時点) (https://top.salesnow.jp/)