BtoB企業のWebサイトにアクセスがあるにもかかわらず、問い合わせや資料請求といったCV(コンバージョン)に至らないケースは少なくありません。CVに繋がらない原因を正しく把握することが、改善の第一歩です。
代表的な原因のひとつが、顧客視点のコンテンツ不足です。企業が伝えたい情報ばかりが並び、閲覧者が求める課題解決の情報が不足していると行動にはつながりません。CTA(行動喚起)の設計不備も見過ごせない要因といえます。問い合わせフォームしか設置されていない場合、情報収集段階のユーザーにとってはハードルが高く離脱を招きます。
閲覧開始ページからCVポイントまでの導線設計が不明確だと、ユーザーは目的のページにたどり着けません。ペルソナ設定が曖昧なまま運用している場合も、ターゲットに刺さらないコンテンツとなりCVに繋がらない状況が続きます。
CVに繋がらない原因を特定したら、具体的な改善策に取り組みましょう。
まずCTAの最適化が有効です。問い合わせフォームだけでなく、資料ダウンロードやホワイトペーパーの提供など検討段階に応じたハードルの低い選択肢を複数設けましょう。ユーザーの検討度合いに合わせた受け皿を用意することで、CVにつなげやすくなります。
フォーム最適化(EFO)も重要な施策です。入力項目の削減やリアルタイムエラー表示、スマートフォン対応によってフォームからの離脱を防げます。導線設計の見直しも欠かせません。ナビゲーションの整理や内部リンクの最適化に加え、ヒートマップでユーザー行動を分析すると改善すべきポイントが明確になります。
BtoB取引では比較検討の期間が長いため、導入事例や顧客の声、実績データを掲載して信頼性を高めることも大切です。コンテンツ面では、顧客の検討段階に合わせた課題解決型の情報を充実させましょう。閲覧者が次に取るべきアクションがわかる構成を意識することが、CVR改善の近道になります。
上記の対策を一層効率化・高度化する手段として、ABMツールが注目されています。ABM(アカウントベースドマーケティング)とは、特定の企業をターゲットに選定し戦略的にアプローチするBtoBマーケティング手法です。
ABMツールを導入すると、ターゲット企業の選定やスコアリングの自動化も行えます。マーケティング活動全体の効率化やROI向上が見込めるほか、営業部門とマーケティング部門の連携強化にもつながるでしょう。
CV改善の観点では、匿名段階の購買シグナルを捉えられる点が大きな強みです。フォーム入力前からパーソナライズされたアプローチを設計でき、従来の手法ではリーチできなかった見込み客への働きかけが可能になります。
Marketing Markerは、フォーム入力前の匿名段階から購買の「兆し」を捉え、商談につながるリードへ変えるマーケティングツールです。
大きな特徴は2軸のシグナル分析にあります。個人の関心と企業単位のシグナルを掛け合わせ、「どの企業の、誰が、なぜ動こうとしているのか」を可視化できます。ダイナミックコンテンツ機能では、顧客の関心に応じてLPやポップアップを動的に最適化し、一人ひとりに合った体験の提供が可能です。
CV後の反応データを分析し次の施策へ活用する循環型マーケティングの仕組みも備えています。インテントマーケティングの考え方を取り入れ、顧客の関心の変化を起点にした施策設計ができる点も魅力です。
BtoBサイトでCVに繋がらない悩みは、原因を正しく特定し適切な対策を講じることで改善が見込めます。CTAやフォームの最適化、導線設計の見直しを行いましょう。また、ABMツール活用すれば匿名段階から購買意欲の高い見込み客を捉えやすくなるでしょう。効率的にCVや商談へつなげるために、まずは自社サイトの現状分析から始めてみてはいかがでしょうか。
ABMツールと一口に言っても、その活用方法は営業部門とマーケティング部門とで異なります。
ここでは、インバウンド営業・アウトバウンド営業それぞれの特性に応じて、アプローチ可能なフェーズや手法に違いのあるツールをご紹介いたします。ツール選びの参考にしてください。