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ABMツールをスモールスタートで導入するには?

ABMツール導入にスモールスタートが推奨される理由とメリット

ABMツールを導入する際、いきなり全社展開を目指すと、これまでの業務フローからの変化に対する社内の反発や、現場の業務負荷が大きくなるリスクがあります。さらに、ツールを活用した新しい仕組みが定着し、実際に成果が出るまでには一定の期間を要します。

そのため、最初から大規模に始めるのではなく、一部のターゲットアカウントに絞って試験的に導入する「スモールスタート」が強く推奨されます。小さく始めてPDCAサイクルを素早く回し、検証と改善を繰り返すアプローチをとることで、失敗時のリスクを最小限に抑えることが可能です。

まずは限定的な範囲で運用を軌道に乗せ、着実に成果とノウハウを蓄積することが、最終的な成功とスムーズな全社展開への近道となります。

リスクを抑えてABMツールを利用する5つのステップ

ステップ1:ターゲットアカウント(企業)の選定

ABMの第一歩は、自社の戦略に合致するごく少数の企業にターゲットを絞り込むことです。過去の取引データや将来の可能性(LTVなど)に基づき、明確な基準で客観的に優良な対象アカウントを選定します。

ステップ2:実務担当者などのキーパーソンの特定

ターゲット企業内の決裁者や実務担当者など、関与するキーパーソンを特定します。あらゆるデータから彼らの現在の関心事や抱えている課題(インサイト)を深く理解します。

ステップ3:個別化されたコンテンツとアプローチの策定

収集したインサイトを基に、ターゲット企業だけに響くよう個別化(パーソナライズ)されたコンテンツを作成し、適切なチャネルとタイミングを組み合わせてアプローチします。

ステップ4:マーケティングと営業の連携実行

マーケティング部門が顧客の関心度を高め、営業部門が適切なタイミングで提案活動を行います。両部門が同じデータを共有し、リアルタイムに連携して動くことが成功の鍵です。

ステップ5:効果測定とROIの早期可視化

ターゲットアカウントからの商談化率や契約単価などをKPIに設定し、投下コストに対する売上増加(ROI)を測定します。効果を早期に可視化し、次の改善策や全社展開に向けた客観的な判断材料とします。

スモールスタートの具体的な「最小構成」の例

スモールスタートを成功させるための具体的な最小構成のイメージは以下の通りです。

  • 特定業界のアカウント10社だけを対象に試験導入する
  • 月1回のミーティングで両部門の成果と課題を共有する
  • MAやCRMなど既存システムとのツール連携は必要最低限に絞る

このように機能を絞り込み、定量・定性の両面で効果を見ながら着実に進めることが重要です。

ABMツール導入時に注意するべきポイント

ABM導入時は、ターゲットの絞り込み不足による全方位ABM、マーケティング部門のみでの推進による営業連携不全、ツール導入自体が目的化するといったリスクに注意が必要です。

これらを防ぎ成功に導くカギは、経営層の強いコミットメントにあります。経営層がABMの重要性を理解し、明確な基準でターゲットを絞り込む決断を下すとともに、組織の壁を越えて現場の営業部門を根気強く支援し続けることが不可欠です。

小さな成功体験から全社展開へ

ABMは一気にすべてを変えようとせず、特定のターゲットに絞ったスモールスタートで「小さな成功」を生み出し、ROIを可視化することが重要です。この実績を推進力とし、確実な全社展開を目指しましょう。

確度の高い商談を増やす
おすすめのABMツール4選

ABMツールと一口に言っても、その活用方法は営業部門とマーケティング部門とで異なります。

ここでは、インバウンド営業・アウトバウンド営業それぞれの特性に応じて、アプローチ可能なフェーズや手法に違いのあるツールをご紹介いたします。ツール選びの参考にしてください。

イン
バウンド
営業
自社と親和性が高い
未接点の
見込み企業も
分析・開拓できる
Marketing Marker
MarketingMarkerHP
画像引用元:MarketingMarker公式HP(https://sales-marker.jp/marketing-marker/)
  • Web上の行動履歴(検索・広告閲覧・クリック)と企業データベースを掛け合わせ、今ニーズが高まりつつある企業を潜在的な段階から発見できる。
  • Web上の行動から得た興味関心データをもとに、検討段階に合わせたLPやポップアップを自動表示。検討段階にない顧客にもニーズを喚起することで、新たな市場の創出ができる。
イン
バウンド
営業
自社サイトを
訪問した企業を
ナーチャリングできる
TRENDEMON
TRENDEMONHP
画像引用元:TRENDEMON公式HP(https://trendemon.jp/)
  • 自社サイト訪問ユーザーが「どの記事を、どんな順番で読んで、商談につながったか」を可視化。コンテンツごとの商談化率を明らかにし、記事の改善ができる。
  • 商談に繋がりやすいコンテンツの中から、ユーザーごとに最適化されたコンテンツを自動で出しわけし、離脱を防ぐ
アウト
バウンド
営業
今まさに
自社に興味がある企業を
自動でリスト化できる
Sales Marker
SalesMarker
画像引用元:SalesMarker公式HP(https://sales-marker.jp/)
  • Web上の検索や閲覧行動をもとにニーズが顕在化したユーザーを検知可能。“今すぐ商談に繋がりやすい顧客”を自動でリストアップできる。
  • 部署・業種・従業員規模などの詳細条件と掛け合わせ、自社サービスの購入を検討する「部署」「担当者」に直接アプローチできるので、アポ率向上が期待できる。
アウト
バウンド
営業
属性条件を組み合わせて
自在にリスト化できる
SalesNow
SalesNow
画像引用元:SalesNow公式HP(https://top.salesnow.jp/)
  • 約540万社以上(※)の企業データと、業種、従業員数、売上規模など、100項目以上の条件で企業検索が可能。自社のターゲットに合致する企業を絞り込める。
  • 例えば、「フリーランス人材を募集している企業」など、行動や取り組みから今注力している領域が推察される企業を抽出。ドンピシャのターゲット企業を柔軟にリスト化できる。
※参照元:SalesNow公式HP(2025年7月23日確認時点) (https://top.salesnow.jp/)