ABM代行とABMツールの違いは?

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ABMの導入で「代行」と「ツール」のどちらに投資すべきか迷っていませんか?本記事では、両者の役割や費用、成果の出方を比較し、最適な選択を行うための判断軸を解説します。

ABM代行とABMツールの基本と役割の違い

ABM代行とは何か(サービス範囲と提供価値)

ABM代行とは、特定の顧客企業に的を絞り、マーケティングや営業活動を専門の外部パートナーに委託するサービスです。従来のリード獲得型とは異なり、ターゲット企業の選定からリスト作成、コンテンツの企画、そしてアプローチの実行から分析までを一貫して支援します。自社にABMのノウハウや人的リソースが不足している場合でも、専門家の知見を活用することで、短期間で質の高い商談機会の創出できるようサポートを行います。

ABMツールとは何か(機能と位置づけ)

ABMツールは、自社の理想とするターゲット企業の抽出や優先順位付け、データ収集・分析を効率化するためのシステムです。CRMやMA、SFAなどの既存システムと連携することで、企業ごとの情報や営業活動を一元管理し可視化します。これにより、マーケティング部門と営業部門の間で生じがちなターゲット認識のズレを解消し、データドリブンな意思決定を可能にする、ABM戦略の実行を支える基盤としての位置づけを持ちます。

機能・費用・スピード・成果責任で比較

費用相場とスピード感の違い

ABMツールの費用相場は、初期費用が5万〜20万円程度、月額利用料が2万〜10万円程度と幅広く設定されており、中小企業向けは月額5万〜15万円程度、エンタープライズ向けは月額20万〜100万円以上が目安とされています。ツールは導入後にデータクレンジングや設定を行うため、実運用が軌道に乗るまでに一定の時間を要します。一方、一方、ABM代行は会社によって固定報酬型・成果報酬型など料金体系が異なり、月額固定+成果連動を組み合わせるケースも見られます。初めから専門知識を持ったチームが戦略立案から実行までを担うため、ツールを自社で立ち上げるよりも短期間で具体的な営業活動へ移行できるスピード感が特徴です。

参照元:マーケティングコミット|ABMツールおすすめ比較8選!選び方や成果を出す運用方法を解説(https://marketingcommit.com/blog/abm/2251/

参照元:BOXIL Magazine|ABMツールの費用相場と料金比較・おすすめサービス(https://boxil.jp/mag/a9452/

内製化とノウハウ蓄積の違い

ABMツールを導入する最大のメリットは、企業データやインテントデータ(興味関心データ)を自社に蓄積し、効果測定の仕組みを内製化できる点です。ツールの運用を通じて、属人化を防ぎ組織的なノウハウを構築できます。対してABM代行は、人的リソース不足やノウハウ不足を即座に解消できる反面、業務を完全に外部へ任せきりにしてしまうと、自社内にABMの知見や運用ノウハウが蓄積されにくいというデメリットがあります。

成果責任と再現性の違い

ABM代行は、プロの知見を用いてターゲット企業ごとに最適化されたメッセージやアプローチを展開するため、商談化率や受注率の向上といった直接的な成果に直結しやすい傾向があります。一方でABMツールは、営業活動の履歴や顧客の行動データを可視化し分析することで、成功パターンの要因を特定できます。個人の勘や経験に頼らないデータに基づいた仕組み化が進むため、組織全体としての営業活動の再現性を高めることが可能です。

どちらを選ぶかの判断軸(社内リソース・期間・予算・ノウハウ)

代行かツールかを選ぶ際は、「社内リソース・期間・予算・ノウハウ」の4つが重要な判断軸となります。社内の営業・マーケティング人材が不足しており、すぐに特定の大手企業を開拓したい場合は、専門ノウハウを活用できる「ABM代行」が適しています。逆に、中長期的な視点で予算を確保し、自社内にデータ基盤と分析ノウハウを蓄積して組織的な営業力を強化したい場合は「ABMツール」の導入が向いています。自社の現状の課題とリソースを照らし合わせ、実績や専門性、継続的な費用対効果を比較して最適な手段を選定してください。

ハイブリッド活用(代行+ツール)の実務論点

代行から内製化フェーズへの移行設計

初期段階ではABMのノウハウを持つ代行会社を活用して、ターゲット企業の選定やアプローチ戦略の立案を迅速に立ち上げます。その過程で得られた成果や効果測定のフィードバックを蓄積し、徐々に自社のABMツールを活用した運用へと切り替えていきます。このように、まずはプロの力で成功体験と初期データを獲得し、体制が整った段階で内製化へ移行する設計を組むことで、リスクを抑えつつスムーズな自走体制を構築できます。

ツールと代行会社を併用する際の役割分担のポイント

併用する場合は、社内外の明確な役割分担と連携が成功の鍵です。例えば、自社ではABMツールを活用したデータクレンジングやKPIの設定、マーケティング部門と営業部門の連携基盤づくりを担当します。そして、抽出されたターゲット企業に対する高度なコンテンツ制作や、キーマンへの直接的なアプローチといったリソースを要する実行部分を代行会社に委託します。双方の強みを活かす体制づくりが成果の最大化に繋がります。

まとめ

ABMを成功させるためには、自社の課題やリソースに応じて「代行」と「ツール」を適切に選択、あるいは併用することが重要です。即効性とプロの実行力を求めるなら代行、データとノウハウの蓄積を目指すならツールの導入をご検討ください。まずは自社の現状を整理し、目的に合った最適なアプローチを見つけましょう。

確度の高い商談を増やす
おすすめのABMツール4選

ABMツールと一口に言っても、その活用方法は営業部門とマーケティング部門とで異なります。

ここでは、インバウンド営業・アウトバウンド営業それぞれの特性に応じて、アプローチ可能なフェーズや手法に違いのあるツールをご紹介いたします。ツール選びの参考にしてください。

イン
バウンド
営業
自社と親和性が高い
未接点の
見込み企業も
分析・開拓できる
Marketing Marker
MarketingMarkerHP
画像引用元:MarketingMarker公式HP(https://sales-marker.jp/marketing-marker/)
  • Web上の行動履歴(検索・広告閲覧・クリック)と企業データベースを掛け合わせ、今ニーズが高まりつつある企業を潜在的な段階から発見できる。
  • Web上の行動から得た興味関心データをもとに、検討段階に合わせたLPやポップアップを自動表示。検討段階にない顧客にもニーズを喚起することで、新たな市場の創出ができる。
イン
バウンド
営業
自社サイトを
訪問した企業を
ナーチャリングできる
TRENDEMON
TRENDEMONHP
画像引用元:TRENDEMON公式HP(https://trendemon.jp/)
  • 自社サイト訪問ユーザーが「どの記事を、どんな順番で読んで、商談につながったか」を可視化。コンテンツごとの商談化率を明らかにし、記事の改善ができる。
  • 商談に繋がりやすいコンテンツの中から、ユーザーごとに最適化されたコンテンツを自動で出しわけし、離脱を防ぐ
アウト
バウンド
営業
今まさに
自社に興味がある企業を
自動でリスト化できる
Sales Marker
SalesMarker
画像引用元:SalesMarker公式HP(https://sales-marker.jp/)
  • Web上の検索や閲覧行動をもとにニーズが顕在化したユーザーを検知可能。“今すぐ商談に繋がりやすい顧客”を自動でリストアップできる。
  • 部署・業種・従業員規模などの詳細条件と掛け合わせ、自社サービスの購入を検討する「部署」「担当者」に直接アプローチできるので、アポ率向上が期待できる。
アウト
バウンド
営業
属性条件を組み合わせて
自在にリスト化できる
SalesNow
SalesNow
画像引用元:SalesNow公式HP(https://top.salesnow.jp/)
  • 約540万社以上(※)の企業データと、業種、従業員数、売上規模など、100項目以上の条件で企業検索が可能。自社のターゲットに合致する企業を絞り込める。
  • 例えば、「フリーランス人材を募集している企業」など、行動や取り組みから今注力している領域が推察される企業を抽出。ドンピシャのターゲット企業を柔軟にリスト化できる。
※参照元:SalesNow公式HP(2025年7月23日確認時点) (https://top.salesnow.jp/)